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当院で実施している治療方法


当院で実施している治療方法について

長年に亘り動物を診察させていただいている間に「どうすれば動物にやさしく飼い主様の気持ちに安心を与えられる診療ができるか」ということが私たちのテーマになってきました。 そして次第に最新の医療知見を取り入れながらも動物に負担が少なく飼い主様からも支持していただけるような独自の方法がいくつか確立されてきました。

 これは私たちにたいせつな動物を預けてくださった飼い主様の篤い思いによって生まれてきた賜物であり、飼い主様ひとりひとりに感謝しています。


オゾン療法 高濃度ビタミンC点滴療法 温熱療法
細胞治療 多血小板血漿療法 フィラリア症
(犬糸状虫症)の治療

オゾン療法

酸化療法のうちのひとつの治療方法で、フッ素に次ぐ酸化作用のあるオゾンを有効に活用して、生体のもつ自然治癒力を高めることが可能になります。
 ドイツでは健康保険が適用されるメジャーな治療方法となっています。  免疫調整力、酸素化、抗酸化作用、血流量、細胞活性それぞれの増強作用と痛みを軽減する作用などがあります。
 大量自家血オゾン療法、オゾン注腸、オゾン水の内服・塗布、オゾン軟膏の塗布などを実施しています。  
 がん、アレルギー、自己免疫性疾患、慢性炎症等の症例に実施して効果を確認しております。


治療例

白血球減少症と皮膚炎 白血球減少症と皮膚炎 その後
白血球減少症と皮膚炎 その後 2 アレルギー性皮膚炎へのオゾン療法 3
アレルギー性皮膚炎へのオゾン療法 2 化膿性肉芽腫性毛包炎 その後
好酸球性皮膚炎へのオゾンオイル療法 膀胱腫瘍
顆粒球減少症へのフォトセラピー 血液クレンジング
慢性腎不全のオゾン療法・その後 血液異常がオゾン療法で好転

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高濃度ビタミンC点滴療法

ノーベル賞を二度受賞したアメリカのライナス・ポーリング博士が「ビタミンCの大量投与ががんの治療・予防に有効」と提唱されたのが今から約40年前でした。経口投与でのおおがかりな臨床試験で一度は効果がないとされた治療方法でしたが点滴投与することによってがんに有効であることが2005年に証明され、いまやアメリカでは副作用のないがん治療として約2万人の医師が導入する治療法となっています。 当院でも多くのがん患者さんに投与してきましたが、すっかりがんが消失した猫の咽頭がんの症例があります。消失まで治癒せずとも縮小効果・休眠効果そしてなにより生活の質の向上が見られることを多く経験してきました。
 がん治療以外でも感染症のコントロール、慢性炎症に対する生活の質の向上などこれまでの新薬にない効果があることを実証しています。


治療例

肺性肥大性骨関節症 その後 肺性肥大性骨関節症
ある日の治療風景 エイズ猫の口内炎にビタミンC

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温熱療法

生体に温熱作用を加えることによって生理機能を高めたり、自然治癒力を増強させることによって治癒を促進する加温療法です。
 40℃以上からマイルドハイパーサーミア領域の温度帯になり、ヒトと同様の治療域であることが犬で確認されています。(2005 T.Urakawa ら)がん細胞は熱に弱く、抗原提示がされやすくなる結果免疫の働きによる治癒が促進されます。同時に加温によって活性酸素を発生するためにがん細胞のアポトーシス(細胞死)が促されます。 当院ではインディバという高周波誘電加温方式の機械を導入しておもにがん治療での効果を確認しています。なおインディバに使用されている高周波は温度上昇を伴わないほどのエネルギーでも抗がん効果が証明されています。
(2005 Alejandro Ubeda)
 患部を加温しながら高濃度ビタミンC点滴療法を併用するなどの
組み合わせによって相乗的に治療効果が上がります。


治療例

扁平上皮がん 乳腺腫瘍のネコの後治療
直腸腺腫 直腸がんの温熱療法

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細胞治療

免疫細胞治療と幹細胞治療のふたつに分類されます。前者はがん治療や自己免疫性疾患、アレルギーなどへの単核球系細胞培養による治療で、後者は慢性炎症や変性性疾患、あるいは組織欠損などに対する脂肪組織や骨髄液中の間葉系幹細胞培養による治療です。  当院では動物再生医療のパイオニアであるJ-ARMの指導のもとに獣医再生医療研究会のデータをフィードバックしながら細胞培養室を設備して培養・移植を安全に実施しています。  免疫細胞治療ではがん患者のQOLが著しくアップする経験を多くしています。幹細胞移植では脊髄麻痺で起立不能だった犬が歩行できたり、と夢の扉を開くような再生医療の素晴らしさを飼い主様とともに体験しています。


治療例

大型犬の乳腺腫瘍 肛門腺の腫瘍


脂肪間葉系幹細胞移植で歩けるようになったバッジョちゃん
細胞治療前



細胞治療後

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多血小板血漿療法 (Platelet Rich Plasma=PRP)

血小板には血液を凝固させる働きがあるだけでなく、成長因子と呼ばれるサイトカインが豊富に含まれることが最近になってわかってきました。このサイトカインを利用して創傷治癒促進する技術が確立されていて、動物にも応用したところ骨折治療や靱帯損傷、表皮系損傷等の創傷治療に非常に有効であることが確認できています。当院では積極的にこの治療を実施しています。 断脚もやむなしという足の皮一枚でぶら下がっていた足がPRPで再び歩行可能になった猫のミーちゃん、飼い主さんもとても喜んでくれました。


治療例

前十字靭帯損傷にPRP ネコの外傷にPRP
化膿性肉芽腫性毛包炎 骨膜炎
骨膜炎 その後 肘の難治性潰瘍
関節炎・汎骨炎 その後

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フィラリア症(犬糸状虫症)の治療

沖縄県内では一年中蚊が活動するため年間を通しての予防が必要です。予防薬が国内販売されて20年経過しますが、外飼いの犬できちんと予防されている犬のほうが少ない状況が県内では依然としてあり本病に罹る犬を多く診察します。
 症状の出方としては、慢性症タイプと急性症タイプに分けられます。 急性症タイプは本来の寄生部位である肺動脈内から離れて心臓近くの大血管や心臓内に入り込むことによって急性心不全が起こるタイプで緊急手術によって虫体を取り除く必要があります。一方の慢性症タイプは本来の寄生部位である肺動脈内にとどまり、肺動脈硬化症、出血、炎症、などが連続して生じ、最終的にスポンジ状だった柔らかい肺が硬化して酸素交換ができなくなり、二次的に右心不全から肝臓などにうっ血性病変を形成して最終的に死に至ります。
 この慢性症タイプの治療としてアメリカの本病の協会である American Heartworm Society では二段階成虫駆除方法を推奨しています。当院ではこれに基づいてさらに内服薬で治療終了後数週までの間心臓・肺の状態を整える治療を併用することでより安全に駆除ができるように改良した方法をすでに15年に亘って実施してきました。これまで約300例のうち重症例も含めてほとんどの症例で成功させています。飼い主様には治療中2か月弱の間犬を安静に管理していただくことが必要になります。治療が成功するとあと余命数カ月だった犬が本来の寿命の80-100%近くのその後の生活をまっとうすることを経験しています。


治療例

VENA CAVA SYNDROME 大静脈症候群・H24年版

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